22nd 2月 2009, by 上野家 ぱん駄, filed in 連作駄洒落
2 Comments

といえるような いー暮らし(い く ら し)

【解説】
 お寿司のなかでイクラほど特別な目で見られるネタはないと思う。食べるときも、「イクラなんて高いもの食べていいんだろうか。いや 良いのだ!きょうは特別なんだ うふふ」などと、言い訳しながら脂下がって食べている自分がいる。
 イクラは もともとは筋子であって、そいつをばらしたのがイクラなのである。高級食材の中でいて、庶民に近い存在なのである。
 パックにはいって、ドロッとした筋子はさほど高いものではない。ところが、ほぐされて つんとおすまし顔になった瞬間に高級食材になってしまう。そこにはなりあがりものの香りがするのである。
  大トロなどの高級な素材は他にもある。他にもあるが、実際問題として 大トロなんて食べたことないし、仮に食べたたとしても本物である可能性は極めて低い。○☆※・*+@ などというわけの分からない魚が、名前を 大トロ君 と名前を変えたまがい物である可能性がとても高い。
 しかし、イクラは本物の可能性が高い。なんといっても元は筋子なんだから。もともとは安かったけどなりあがったイクラ自分もこうなりたいなぁと 思いながら また一つつまんでしまうのである。
 (こう書くと筋子への差別とまた反発を買ってしまうのだろうか・・・)

ということなので、この駄洒落も庶民の哀歓にあふれている気がする。高度経済成長期にカラーテレビを買った喜びを描いているような、うれしさと 気恥ずかしさと 他人へ自慢したい気持ちにあふれている駄洒落だと思う。

 それにしても イクラの値段を気にせずお腹一杯食べてみたいものである。

2件のコメント

  1. ニシゴン
    22/02/2009

    イクラだけに、シャケなベイビーにお似合いの駄洒落です。

  2. 04/03/2009

    人造イクラもありますよん

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