連作駄洒落

25th 3月 2009, by 上野家 ぱん駄, filed in 連作駄洒落
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【解説】
 時々、意味もなく駄洒落を言う人がいる。相手とのコミュニケーションを取るでなく、ただ言えば良いとばかりに、前後のつながりも状況も考えずに 駄洒落を語る人がいる。そういう人を見ると私は本当に悲しい。唾棄したくなる。
 そして、この「仏像をぶつぞう」と言う駄洒落は まさにそう言った駄洒落である。思想のかけらもない。思慮というものを感じさせない駄洒落の典型である。
 仏像をぶつぞうに何の意味があるのだろうか。ぶったら痛いじゃないか。手を怪我するかもしれない。仏像が壊れたら文化財破壊になってしまうじゃないか。全く意味のない駄洒落だというのに、奈良・京都に修学旅行に行った学生の引率の先生の8割 生徒の3割は 仏像を前にしてこの駄洒落を想うと言う。どうなっているんだ日本の感性 そして教育!
 仏壇変りはありません(=別段変わりはありません)という駄洒落は、仏壇に変わりがないのは良いことだし、日々の生活に代わりのないことも良いことだと言う意味で、日々の小さな幸せを伝えるほのぼのした駄洒落であり、仏像をぶつぞうとは似て非なる佳作の一つだと思うのである。
  同じ仏教をテーマにしたのにこんなに差があるなんて本当に打駄洒落の道は奥深いものがあるとまたまた感じ入ってしまうのであった。

17th 3月 2009, by 上野家 ぱん駄, filed in 連作駄洒落
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せんどぅ まんどぅ ちゃんどぅ ぽんどぅ ぴんどぅ

【解説】
 船頭という言葉は死語に近くなっています。なのにこのおかしみは何でしょうか。それは、ひとつは、言葉のリズムというものです。 どぅ という部分がつい腰をフリフリしたくなるおかしみをあたえていますね。もうひとつは せんどぅ と まんどぅ の響きが近いので なんとなくお饅頭を連想してしまって つばが口の中にわくような 空腹感を感じて島します。
 お腹のすく駄洒落と言ってもよいでしょう。

14th 3月 2009, by 上野家 ぱん駄, filed in 連作駄洒落
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ショックどー ==> しょっくどー ==> 食堂

【解説】
 食べることは生きるうえでの大きな喜びのひとつです。ですから、生活習慣病のためにあれ食べちゃ駄目、これ食べちゃ駄目といわれるのは物凄くつらいものがあります。しかし、食べること以外に喜びのある人にとってはそんなにつらいものでもないのかもしれません。
 そういう意味では、この駄洒落は食べることにしか喜びを見出せない男性の悲しみがにじみ出ている駄洒落です。
 この駄洒落で、笑える人は健康、笑えない人は生活習慣病にくるしむ太った男性といえるでしょう。
 駄洒落で笑えるかどうかが健康バロメーターになるって意外な発見ですね。

14th 3月 2009, by 上野家 ぱん駄, filed in 連作駄洒落
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≪類型≫
 「廊下をあるいいていたらこけました。」「老化現象ですね」
 「ロッカーはどこにあるの」「廊下(=ロッカー)にあるよ」
 「ロッカーはどこにあるの」「ろっか(=どこか)にあるよ」

【解説】
 廊下は、走るものではない、すべるものだというのが小学区の頃の私の持論でした。勢いをつけてスーッと廊下をすべる醍醐味。湖に氷の張ることのない南国の子供のひそかなスケート遊びでした。ときおり、廊下のささくれば足に突き刺さり青春の痛みを感じたりもしました。(そんなにいいものだったのだろうか・・・)
 子供の頃のそんな思い出が詰まっているからかも知れませんが、類型の駄洒落が多くあるのが廊下です。子供のときは学校の通路を廊下と言うのですが、大人になると、会社のビルの通路はもはや廊下とは言いません。この駄洒落にノスタルジーを感じるのも、そういったところに秘密があるのかもしれませんね。
 
 

 

12th 3月 2009, by 上野家 ぱん駄, filed in 連作駄洒落
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胃がんのバカ ==> イワンのバカ (トルストイの名作童話)

【解説】
「イワンのバカ」は、「人はどれほどの土地がいるか」などとともにトルストイの有名な童話ですね。世界的な作家の作品はよく駄洒落に使われますが、この駄洒落は胃がんという、ちょっと暗いテーマとイワンのバカのアイロニーがマッチしていて、暗い側面がありながらも笑っていまうしみじみとした作品に仕上がってます。トルストイに精通した人にしかいえない駄洒落でしょう。「ロシア人の弟」という意表をついた出だしもグーですね。
普通の人なら、ちょとお金をトルストイ (お金を盗るすとい) とか、「今日の夕ご飯どうしたらいいの」「あんな、カレー煮な」(アンナ・カレーニナ と カレー煮なをかけている駄洒落)くらいしか言えないと思います。
 
私事ですが、最近知り合いの人が癌になってしまいました。その人が入院する前に、ある居酒屋さんで会ったときに、体が痛いと言うので 酔った私は「元気を出してよ!」と言って強く体を揺さぶったのですが、そのまま癌が転移して入院してしまいました。
 そんなことはないと思いますが、私がゆすったせいで癌が転移したのではと少し不安です。罪滅ぼしに何回かお見舞いに行ったのですが、そのときこの駄洒落を思いついてしまいました。つくづく罪作りな人間だと思います。この場を借りて早い回復をお祈りします。